本文へスキップ

The Japan Society of Immunotherapy and Cell Therapy(J-SICT)

 

イベント案内

免疫・細胞治療セミナー 2018
「世界が認めたがん抗原「WT1」〜パラダイムシフト再び:WT1免疫療法の現状と今後の展望〜」

会長挨拶

この度、日本免疫・細胞治療学会主催 免疫・細胞治療セミナー2018を、平成30年6月9日(土)、株式会社シード・プランニング(東京都文京区)にて開催する運びとなりました。本セミナーの会長を務めます大阪大学 大学院薬学研究科 先端免疫治療学講座の岡本正人でございます。このような大役に御指名いただき大変光栄に存じます。会員の先生方には心より御礼を申し上げます。

本学会は、平成27年度、一般社団法人イノベイティブ セルセラピー研究会から移行する形で、一般社団法人日本免疫・細胞治療学会(J-SICT: The Japan Society of Immunotherapy and Cell Therapy)として発足致しました。「免疫・細胞療法のイノベーションに貢献」し、がん免疫療法および再生・細胞治療の基礎研究ならびに実用化を推進するために、各種医療に貢献する研究者・医療者が集う場として活動しております。

近年のがん免疫療法の進歩は目を見張るものがあります。その中でも、免疫チェックポイント阻害薬の登場は、国内外のがん治療のコンセプトを大きく転換させました。いわゆる「パラダイムシフト」と呼ばれるもので、科学的根拠の乏しかったがん免疫療法において「免疫療法が、がん患者にbenefitをもたらす」事が、一部でも科学的に証明されたことは極めて重要であったと考えられます。そして、時代は次なるフェーズに入りました。すなわち、バイオマーカー探索研究結果より、「免疫チェックポイント阻害剤、特にPD-1-PD-L1シグナル阻害剤が効果を発揮する症例は、既に、がんに対する免疫反応が誘導されている患者である事」が明らかになり、より有効な複合(併用)免疫療法の開発が国内外で活発に行われております。

多くのがん患者は免疫抑制状態にあり、癌に対する免疫反応が誘導されないか、あるいは非常に免疫反応が弱められています。チェックポイント阻害剤を有効に作用させるためにも、がん特異的免疫反応を誘導する治療法、すなわち、がんワクチンやTCR/CAR遺伝子導入T細胞を用いた養子免疫療法が、再び脚光を浴びています。また、免疫チェックポイント阻害剤を効かせるためにがんワクチンやTCR/CAR遺伝子導入T細胞療法との併用が必要であると同時に、チェックポイント阻害剤に不応な患者にこそ、がんワクチン等が有効であるという事も明らかになってきました。そして当然、これらの治療法の開発には標的になる適切ながん抗原が必須であります。

標的とするがん抗原としては、近年変異を有する「ネオ抗原」が注目されていますが実用化には未だ多くの問題があります。現在、世界中で最も評価され、最も実用化に近いがん抗原こそが「WT1」なのです。WT1は、米国国立がん研究所の調査により「最も優先順位の高い抗原」との評価を受けました(Clin Cancer Res 2009)。現在、様々な癌種においてWT1ワクチンの治験が進行しております。最近では、極めて難治性と考えられている進行・再発膵癌に対してさえも有効性を強く示唆する結果が報告され、固形癌に対しても効果があることが証明されました。

これまで本学会では毎年6月に学術セミナー、12月に学術総会を行ってまいりました。今年のセミナーでは、この時期だからこそ、上記の如く「最も開発が進んでいるがん抗原WT1」をテーマとさせて頂きました。未だあまり知られていない情報も盛り込まれ、参加者の皆様方は「WT1ワクチンは、ここまで進んでいるんだ」と驚かれると思います。

【特別講演】として、本邦初のペプチドワクチンのピボタル試験を遂行するなど、がん免疫療法の研究・開発において膨大な実績を保有されており、近年WT1を用いたがん免疫療法の治験を進められているこの分野の圧倒的なトップランナーである、和歌山県立医科大学の山上裕機教授に御講演をお願いしております。癌に対する免疫療法を熟知する山上教授の御経験に基づく貴重なお話が聞ける事を、私自身大変楽しみにしております。さらに、WT1ペプチドワクチンのみならず、WT1を用いた樹状細胞ワクチンや、WT1遺伝子を用いた養子免疫療法等の研究において第1線で活躍されている先生方の【シンポジウム】、そして、がん免疫療法に関する【教育講演】なども計画しており、がん免疫療法を既に行っていらっしゃる先生のみならず、少しでもがん免疫に御興味を持って頂いている方々に、必ずや有意義なセミナーになるラインナップを取り揃えております。がん免疫療法=チェックポイント阻害剤の時代から、まさに「パラダイムシフト再び」を実感されるのではないでしょうか。

このセミナーに最新のラインナップを取り揃え、必ずや有意義な学びと活発な議論の場を提供 できるよう企画しております。皆様の御参加を心よりお待ち致しております。

平成30年3月 吉日
免疫・細胞治療セミナー2018
会長 岡本 正人
(大阪大学 大学院薬学研究科 先端免疫治療学講座 教授)
(一般社団法人日本免疫・細胞治療学会 理事長)



開催概要

免疫・細胞セミナー2018
「世界が認めたがん抗原「WT1」~パラダイムシフト再び:WT1免疫療法の現状と今後の展望~」


日  程:2018年6月9日(土)
     (12:30開場 13:00開演、18:10閉会)
会  場:株式会社シード・プランニング
     (千代田線湯島駅徒歩3分、御茶ノ水駅徒歩10分)
     東京文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル4F
     https://www.seedplanning.co.jp/company/access.html
主  催:一般社団法人日本免疫・細胞治療学会
協  賛:医療機関・企業等
事 務 局:株式会社シード・プランニング内
参 加 費:5,000円/会員(医師・一般)   3,000円/会員(コメディカル)
     10,000円/非会員(医師・一般) 6,000円/非会員(コメディカル)
なお、演題等は決定次第に掲示いたします。よろしくお願いいたします。
問合せ先:一般社団法人 日本免疫・細胞治療学会事務局
     株式会社シード・プランニング内
     TEL:03-3835-9211(代表) 担当:大貫 尚子、餘家 清

プログラム(予定)
 ※若干の変更の可能性がありますのでご了承ください。
13:00-14:00  開会挨拶及び講演
岡本 正人(免疫・細胞治療セミナー2018会長/大阪大学大学院薬学研究科 先端免疫治療学講座 教授)
14:00-15:05   企業PRセッション (PR1.+PR2.)
15:05-15:20   休憩
15:20-16:05  シンポジウム1
本間 定氏(東京慈恵会医科大学 悪性腫瘍治療研究部 教授)
16:05-17:00  最先端医療セミナー
河本 宏氏(京都大学 再生医科学研究所 再生免疫学分野 教授)
17:00-18:00  特別講演
山上裕機氏(和歌山県立医科大学 第2外科 教授)
座長:岡本 正人(大阪大学大学院薬学研究科 先端免疫治療学講座 教授)
18:00-18:05  閉会挨拶
岡本 正人 免疫細胞治療セミナー2018会長(大阪大学大学院薬学研究科 先端免疫治療学講座 教授)
18:05-18:10  第7回日本免疫・細胞治療学 会学術総会のご案内
小井戸 薫雄氏(東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科 准教授)

参加方法

貴社(団体)名、部署名、受講者名、ご住所、メールアドレス、TELをご記載の上、
以下のボタンからお申込みください。

 

過去イベント


バナースペース

一般社団法人
日本免疫・細胞治療学会

※2016年4月1日から事務局が以下に変更となりました。
〒113-0034
東京都文京区湯島3丁目19番11号 湯島ファーストビル 4F
株式会社 シード・プランニング内
TEL:03-3835-9211(代表)
FAX:03-3831-0495
Mail: info@j-sict.jp